トリルとは、猫が口を閉じたまま出す、やわらかく転がるような鳴き声です。ニャーという鳴き声とゴロゴロ音の中間のような音で、ほとんどの場合は親しみを表しています。猫はあいさつをするとき、飼い主の注意を引きたいとき、そして「一緒に来て」と誘うときにトリルを使います。この習慣は子猫の時期に始まります。母猫が子猫たちをそばにとどめるために同じ声を使うため、あなたに向けられたトリルは、猫があなたを仲間の一員と見なしているしるしであることが多いのです。
トリルとは:ニャーとゴロゴロの間の声
飼い主によって、トリルの聞こえ方はさまざまです。「ブルルッ」「ルルッ」と巻き舌のように聞こえる人もいれば、語尾が上がる小さなささやきのように感じる人もいます。口を閉じたまま、またはほんの少しだけ開けて出すため、鋭い音ではなく、こもった温かい音になります。たいていは短く、最後に音が上がることが多く、2〜3回続けて鳴く猫も少なくありません。
近い鳴き声との違いは、主に次の2点です。
- ニャーとの違い: トリルは口を開けずに出せる声で、要求や不満のように聞こえることはあまりありません。軽く、短い声です。
- ゴロゴロとの違い: トリルは、猫がくつろいでいる間ずっと続く低い振動音ではありません。誰かに向けて意図的に発する、ひとつひとつの呼びかけです。
しょっちゅうトリルで鳴く猫もいれば、ほとんど鳴かない猫もいますが、どちらも正常です。
あいさつのトリル:玄関や朝の時間に
トリルをいちばんよく耳にするのは、猫が好きな相手に会ったときです。帰宅したとき、キッチンに入ったとき、朝起きてベッドから足を下ろしたときに、猫が短い「ルルッ」という声とともに近づいてきます。
あいさつのトリルには、たいてい次のような体の動きがともないます。
- しっぽをまっすぐ立てている(先が少し曲がっていることもあります)
- 耳が前を向き、力が抜けている
- あなたのほうへまっすぐ、ゆったり歩いてくる
- そばに来ると、頭をこすりつける、足に体をすり寄せる、ゆっくりまばたきをする
一緒に暮らしていて仲のよい猫同士も、同じようにトリルであいさつすることがあります。たとえば、一匹が別の部屋から戻ってきたときなどです。
「ついてきて」:トリルで案内するとき
もうひとつの代表的なトリルは、道案内のトリルです。猫がトリルで鳴いて数歩歩き、立ち止まってこちらを振り返り、またトリルで鳴きます。立ち上がると、あなたがついてきているか肩越しに確かめながら歩き続けます。
行き先はたいてい、猫があなたに手伝ってほしいことのある場所です。
- 食器、またはフードがしまってある戸棚
- 開けてほしい閉まったドア
- 水がなくなった、または置き場所が変わった水飲み皿
- 一緒にいてほしいお気に入りの寝床
- 引っ張り出してきたおもちゃや、ソファの下で見つけたおもちゃ
一度はついて行ってみる価値があります。空になった水飲み皿や掃除が必要なトイレに気づくきっかけになることもあります。
トリルの始まり:母猫と子猫
トリルは、母猫と子猫たちの絆と深く結びついています。小さな子猫を育てている母猫は、巣に戻るときに自分の帰りを知らせるかのようにトリルで鳴くことがよくあります。また、子猫を呼び寄せたり、移動するときについてこさせたりするのにもこの声を使います。
子猫たちは、この声が安心や温もり、食べ物を意味することを覚えます。大人になっても、信頼する人や動物に対してこの声を使い続ける猫はたくさんいます。トリルがとても愛情深く感じられる理由のひとつはここにあります。ある意味で、猫は家族のために覚えた声であなたに話しかけているのです。
トリルで鳴く猫への応え方
親しげなトリルへの応え方に「間違い」はありませんが、うまくいきやすい反応はあります。よくある場面を下の表にまとめました。
| 場面 | トリルのおそらくの意味 | よい応え方 |
|---|---|---|
| 帰宅したとき、起きたとき | こんにちは、会えてうれしい | あいさつを返し、手のにおいをかがせて、軽くなでる |
| トリルで鳴いて歩き出し、振り返る | 一緒に来て | ついて行って、何をしてほしいのか確かめる |
| 食器や戸棚の近くでトリル | ごはんをちょうだい | 求められるたびに与えず、いつもの食事時間を守る |
| おもちゃを持ってきながらトリル | 遊んで | 時間があれば数分間遊ぶ |
| ソファに座ったときにトリル | 一緒にいたい、ひざに乗りたい | 場所を空けるか、そばで落ち着かせてあげる |
全体的なコツをいくつか紹介します。
- 声をかけ返しましょう。 やさしい声に反応する猫は多く、こちらが小さく「ルルッ」とまねると返事をする猫もいます。
- ふれあいのチャンスにしましょう。 トリルで鳴いている猫は交流に前向きです。ゆっくりまばたきをしたり、あごの下をなでたり、ブラッシングをしたりするのにちょうどよいタイミングです。
- 何をごほうびにしているかに気をつけましょう。 食器の近くでのトリルのたびにおやつをあげていると、トリルはどんどん増えます。代わりに声かけやふれあいで応え、食事は決まった時間に与えましょう。
- 静かな猫でも心配はいりません。 あまりトリルで鳴かない猫が不幸せというわけではありません。しっぽを立てたり体をすり寄せたりして、あいさつしているのかもしれません。
病気や痛みのサインをともなうトリル
トリルそのものは警告のサインではありません。大切なのは、いつもの様子からの変化や、トリルと一緒に現れるほかのサインです。次のようなことに気づいたら、動物病院に相談してください。
- 声が急にかすれる、弱々しい、絞り出すように聞こえる、またはまったく声を出さなくなった
- 特に夜間や高齢の猫で、鳴くことがいつもよりずっと増えた
- 隠れたまま鳴く、または鳴くことに加えて食欲が落ちた、水をたくさん飲むようになった、トイレの様子が変わった
- 落ち着きがない、触ると声を上げる、ジャンプしたがらない
- 避妊手術をしていないメス猫で、鳴き続ける、床を転げ回る、そわそわするといった様子がある(発情のサインの可能性があります)
変化がいつ始まったか、何に気づいたかをメモしておき、それが何を意味するかの判断は獣医師に任せましょう。
Cat Translator でトリルについてわかること
トリルは、Cat Translator の AI が録音を照合する 7 種類の猫の鳴き声のひとつです。鳴き声を言葉にでは、鳴き声を録音すると、猫の目線の短い一文と、その裏にある気分、読み取りの手がかりが表示されます。「ついてきて」のトリルには、猫を撮影のほうが役立つことがよくあります。最長 15 秒の動画を、声と姿勢をあわせて読み取るので、立てたしっぽや振り返るしぐさも判断材料になります。
どの答えにも、根拠と信頼度スコアが表示されます。猫が何を言いたいのかを正確に知ることができるアプリはありません。結果は、猫をよりよく観察するためのひとつの解釈として受け止めてください。猫の声や行動の変化について気になることがあれば、「専門家」に相談で、行動の専門家とケアの専門家から一般的なアドバイスを受けられます。ただし、診断ではありません。
新規ユーザーは誰でも AI 翻訳を 2 回無料で利用できます。本物の録音付きの猫のフレーズ 45 種を収めたフレーズ集は無料で、オフラインでも使えます。翻訳を継続して使うには、そして「専門家」を利用するにはプレミアムサブスクリプションが必要です。
よくある質問
猫が私を見るとトリルで鳴くのはなぜですか?
猫があなたを見てトリルで鳴くのは、たいていあいさつです。あなたのそばで安心している、リラックスした猫が出すことが多く、しっぽを立てて近づいてくる様子がよく見られます。
トリルとゴロゴロは同じものですか?
いいえ。ゴロゴロは、猫がくつろいでいるときやなでられているときなどに続く低い振動音で、トリルは誰かに向けた短く転がるような呼びかけです。トリルとゴロゴロを同時に出す猫もいるため、区別しにくいことがあります。
猫がニャーではなくトリルで鳴くのはなぜですか?
日常のやりとりにはトリルを好み、ニャーは要求や不満のときにとっておく猫もいます。声には個体差があるので、トリルで鳴くことが多いというだけで心配する必要はありません。
飼い主がトリルを返してもいいですか?
はい。やさしく「ルルッ」と返すと、猫が返事をしてくれるという飼い主はたくさんいます。猫が興味を示さないようなら、穏やかな声かけやゆっくりまばたきを試してみてください。
Cat Translator チームが AI の支援を受けて執筆しました。Cat Translator に関する内容はアプリそのものに基づいています。他のアプリのメニュー名はバージョンによって変わることがあります。